アップロード速度の目安は?会議は4Mbps、送信時間の早見表

30秒でわかる答え

アップロード速度(上り)の目安は、ビデオ会議で4Mbps、YouTubeのフルHD・60fpsのライブ配信で約21Mbps。ファイルを送る時間は「容量(GB)×8,000÷上り(Mbps)」秒で、1GBを10Mbpsなら約13分、650GBを250Mbpsなら約5時間47分です。

ユイ

発表の練習中に「声が途切れる」と言われました。相手の顔はなめらかなのに。上りは、何Mbpsあれば足りるんでしょうか

ピコ

数字の前に、画面のすみを見て。10GBの動画が、まだ送信中だよ

アップロード速度(上り)の目安は、ビデオ会議で4Mbps、YouTubeのフルHD(1080p・60fps)のライブ配信で約21Mbpsです。ファイルを送る時間は「容量(GB)×8,000÷上りの速度(Mbps)」秒で、10GBを上り10Mbpsで送ると2時間13分かかります。

ユイの上りは10Mbpsで、会議の目安の4Mbpsを超えていました。それでも声が途切れたのは、送信に2時間13分かかる動画と、会議の通信が重なっていたためです。速度の数字に加え、同じ時間に何を送っているかも確かめます。

アップロード速度の目安は何Mbps?用途ごとの早見表

用途上りの目安もとにした公式の数字
会議(声だけ)0.1MbpsZoom 60〜80kbps、Google Meet 100kbps、Teams 58kbps
会議(顔を映す・720p)1.2〜2.6MbpsZoomは1対1で1.2Mbps、グループで2.6Mbps。Google Meetは最大1.7Mbps
会議(フルHD・1080p)4MbpsZoom 3.8Mbps、Google Meet 最大3.6Mbps、Teams 2.5〜4.0Mbps
ライブ配信(720p)約10MbpsYouTubeの推奨8Mbpsに、音声と2割の余裕
ライブ配信(1080p・60fps)約21MbpsYouTubeの推奨17Mbpsに、音声と2割の余裕
動画の投稿・クラウド保存数字の目安はない容量と締め切りで決まる(次の表)

※ 2026年10月10日に各サービスの公式ヘルプで確認。1,000kbpsが1Mbpsです。Teamsは推奨が2.5Mbps、最高の品質が4.0Mbps。YouTubeは、H.264という方式で送る場合の値です。

上りが安定して4Mbps出ていれば、Zoom・Google Meet・Teamsが示すフルHDの値を、3つとも満たします。声だけなら、その40分の1で足ります。

最後の行にだけ、数字がありません。ファイルは、上りが遅くても待てば届くからです。決まるのは、かかる時間のほうです。

アップロード時間は何分かかる?容量(GB)×速度(Mbps)の早見表

アップロードにかかる秒数は、「容量(GB)×8,000÷上りの速度(Mbps)」で出せます。

上りの速度1GB10GB100GB650GB
5Mbps26分40秒4時間27分1日20時間12日1時間
10Mbps13分20秒2時間13分22時間13分6日
30Mbps4分27秒44分27秒7時間24分2日
100Mbps1分20秒13分20秒2時間13分14時間27分
250Mbps32秒5分20秒53分20秒5時間47分
1Gbps8秒1分20秒13分20秒1時間27分

※ 1GB=1,000MBで計算し、1時間以上は分まで、1日以上は時間までに丸めました。上りが一定で、すべてをファイルに使えたときの最短の時間です。あて先などの情報を運ぶのにも線を使うため(有線LANの計算例では、100Mbpsの線でデータに使えるのは最大94.9Mbps)、実際はこれより長くなります。

速度の欄には、契約の数字ではなく、測った上りを入れます。計算どおりの「2秒」で届くと決めて締切を落とす話が、物語の第30話にあります。

この式で間違えやすいのは、8,000の「8」です。回線の速さはビット(b)、ファイルの大きさはバイト(B)で数え、1バイトは8ビット。250Mbpsは「1秒に250MB」ではなく、8で割った約31MBです。

650GBを250Mbpsで送る時間は、650×8,000÷250=20,800秒で、5時間46分40秒。8で割り忘れると、これが43分に見えます。単位の読み分けはMbpsとはで確かめられます。

締め切りが先にあるなら、式を逆に使います。要る上り(Mbps)=容量(GB)×8,000÷使える秒数。10GBを1時間(3,600秒)で送りきるには、約22Mbpsです。

速さとは別の上限もあります。Google Workspaceのドライブは、1人が24時間にアップロードやコピーできる量を750GBまでとしています。650GBは、その内側に収まる量です。

10GBを上り10Mbpsで送ると、2時間13分。そのあいだ、空いている上りはファイルが使い続けます。ユイが発表の練習を始めたのは、その最中でした。会議は、そこへあと何Mbps要るのでしょうか。

Zoom・Google Meet・Teamsは、上りを何Mbps使う?

サービスと条件上り下り
Zoom・720p(1対1)1.2Mbps1.2Mbps
Zoom・720p(グループ)2.6Mbps1.8Mbps
Zoom・1080p3.8Mbps3.0Mbps
Zoom・声だけ60〜80kbps60〜80kbps
Google Meet・720p最大1.7Mbps最大1.7Mbps
Google Meet・1080p最大3.6Mbps最大3.6Mbps
Google Meet・声だけ100kbps100kbps
Teams・会議(推奨)2.5Mbps4.0Mbps
Teams・会議(最高の品質)4.0Mbps4.0Mbps
Teams・声だけ(推奨)58kbps58kbps

※ Zoomは推奨の帯域、Google Meetは小規模な組織や個人での1人あたりの帯域、Teamsは端末1台あたりの帯域です。Teamsの推奨は、最大1080pの映像を想定しています。

ZoomでHDにしないとき(表記は「高品質の映像」)は、1対1で600kbps、グループで上り1.0Mbps。画面共有だけなら50〜75kbpsです。

ユイとマコトとピコが、マイクとカメラを相手に送る青い上りの流れと、画像やページを受け取る緑の下りの流れを見比べている
会議では、相手の映像を受け取る下りと、自分の声や映像を送り出す上りが同時に動きます。

回線の状態に合わせた調整についても、3社は説明しています。Zoomは回線の種類に合わせて自動調整し、帯域が足りない場合、Google Meetは映像の解像度を下げ、Teamsは映像より音声を優先します。

ユイの上りは10Mbps。数字の上では足りています。足りなくなっても、先に下がるのは画質のはずです。それなのに、途切れたのは声でした。

上りは足りているのに、なぜ声だけ途切れる?

同じ上りを、ファイルの送信と取り合っていたからです。

上りを、家から外へ出ていく一本の車線だと考えてみます(実際に、上り専用の線が別に引かれているわけではありません)。会議の声も、10GBの動画も、同じ車線に乗ります。ファイルの送信は、空いているぶんを使い切ろうとします。車線が埋まると、声の小さな荷物は、待たされたり、こぼれたりします。

ユイとピコが、クラウド保存とビデオ会議の送信が同じ上りの道へ集まり、通り道が狭くなる様子を確認している
バックアップや動画の投稿が重なると、会議に使える上りの余裕が小さくなります。

ユイ

話し方のせいだと思って、説明を短くしていました

マコト

直すのは話し方じゃなくて、出口のほうだね。一本の車線に、荷物を二つ出していたんだ

Teamsの資料は、症状ごとに候補を分けています。動きが遅いなら帯域の不足。通話が途切れたり、声がロボットのように聞こえたりするなら、届く間隔の乱れ(ジッター)やパケットロスです。

直し方は、会議のあいだだけ送信を止めることです。OneDriveなら、画面のすみの雲のアイコンを右クリックし(Macはcontrolキーを押しながらクリック)、2時間・8時間・24時間から選びます。時間が来ると、同期は自動で再開します。

止めたときだけ途切れが減れば、原因は送信の重なりです。変わらなければ、カメラ・端末・Wi-Fiをビデオ通話で自分だけ固まる原因の順番で確かめます。

会議は、車線が狭くなれば画質を下げて走り続けます。決めた量を送り続けるライブ配信は、そうはいきません。

ライブ配信の上りは、ビットレートの何倍あればいい?

この記事では1.2倍で計算します。YouTubeは、配信の合計ビットレートが上りを超えてはならないとし、20%の余裕を勧めています。予備の配信も同時に送る場合は、そのぶんも足します。指定の送り方は、ビットレートを一定に保つ方式(CBR)です。

解像度推奨の映像最小の設定余裕を足した上り
720p(30・60fps)8Mbps3Mbps約10Mbps
1080p・30fps14Mbps5Mbps約17Mbps
1080p・60fps17Mbps6Mbps約21Mbps
4K・60fps50Mbps14Mbps約60Mbps

※ YouTubeの公式ヘルプにあるH.264の値(2026年10月10日確認)。右端は、推奨の映像に音声128kbpsを足して1.2を掛けた、この記事の計算です。AV1・H.265という方式で送るなら、推奨は1080p・60fpsで12Mbpsです。

上りが10Mbpsなら、720pの推奨がちょうど収まります。1080pで送りたいときは、最小の設定(60fpsで6Mbps)まで下げられます。

YouTubeは、本番に近い音と動きで、配信の前にテストするよう案内しています。配信した映像が見る人へ届くまでの道は、ライブ配信の仕組みにあります。

用途の目安が分かったら、自分の上り速度と比べます。ただし、速度テストを開いて最初に出る数字が、上りとは限りません。

自分の上りは何Mbps?測り方と、結果の読み方

Netflixの速度テストFast.comは、開くと下りを測ります。「詳細を表示」を押すと、上り(アップロード)と反応の遅れ(レイテンシ)が出ます。

画面の数字表すもの効く場面
上り(アップロード)1秒に送り出せる量自分の声と映像、投稿、配信
下り(ダウンロード)1秒に受け取れる量動画を見る、相手の映像
レイテンシ行って戻るまでの時間会話の間、ゲームの反応

下りが大きく、上りが小さくても、故障ではありません。YouTubeの案内にも、下りは上りより大きいことがよくある、と書かれています。

測るときは、条件をそろえます。

  1. 困る時間と場所で、会議や配信に使う端末のまま3回測り、真ん中の値をとる
  2. 同期・バックアップ・動画の投稿を止めて、もう3回測る
  3. Wi-Fiなら、ルーターのそばと、できれば有線でも測る
  4. 変える条件は一度に一つにし、値と時刻をメモする
結果次に見る所
送信を止めると良くなる上りの取り合い。会議の前に送信を止める
ルーターのそばや有線だと良くなるWi-Fi。ルーターに近づくか、5GHz帯につなぐ(届く範囲は狭い)
測るたびに大きく揺れる速さより安定。インターネットが遅い原因の順に確かめる
有線で、日と時間を変えても足りない回線そのもの

最後の行まで来たら、回線の選び方(3つの質問で決まる)に、光回線・ホームルーター・モバイル回線のどれが合うかと、住所で使えるかの調べ方があります。

アップロード速度でよくある質問

Q1. アップロード速度の目安は、どれくらいですか?

A. ビデオ会議は4Mbps、YouTubeのフルHD(1080p・60fps)のライブ配信は約21Mbpsです。声だけの会議なら0.1Mbpsで足ります。

Q2. 250Mbpsで650GBをアップロードすると、何時間かかりますか?

A. 最短で5時間46分40秒です(650×8,000÷250=20,800秒)。250Mbpsは1秒に約31MBなので、8で割るのを忘れると43分と見誤ります。

Q3. 上りが10Mbpsあれば、ビデオ会議には足りますか?

A. 足ります。Zoom・Google Meet・Teamsが示すフルHDの値は、どれも4Mbps以下です。それでも声が途切れるなら、同じ時間に動いている送信とWi-Fiを確かめます。

Q4. 契約が1Gbpsなら、上りも1Gbps出ますか?

A. 1Gbpsちょうどは出ません。契約の数字は上限です。通信の測り方を定めた文書(RFC 6349)の計算例では、100Mbpsの有線LANでデータに使えるのは最大94.9Mbps。同じ計算を1Gbpsに当てはめると、約949Mbpsです。上りは下りより小さいことも多いので、契約書面の「上り最大」と、測った値の両方を見ます。

会議の前に、送信を止める

ユイは雲のアイコンを右クリックし、「2時間」を選びました。同じ机、同じパソコンで通話をやり直すと、声は最後まで届きました。足りなかったのは速さではなく、車線の空きです。

ユイ

声が途切れるたびに、回線を替えることまで考えていました。先に見るのは、送信中の表示だったんですね

マコト

うん。10GBなら2時間13分。会議の前に終わるかどうか、次は先に計算できるよ

次に「声が途切れる」と言われたら、速度テストを開く前に、いま何を送っているかを見てください。大きなファイルが送信中なら、早見表で所要時間を見積もり、会議と重ならない時間に送れるか考えてみましょう。

この記事について

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アップロード速度を一文で説明してみよう

「会議・配信・ファイル送信に要る上りの目安を数字で言い、容量と上りから送信時間を計算し、声が途切れる原因を送信の重なり・Wi-Fi・回線に分けて確かめられるようになる。」を、いまの自分の言葉で一文にしてみてください。途中の説明でも大丈夫です。