Mbpsとは?通信速度の単位の読み方と、下り・上り・pingの見分け方

30秒でわかる答え

Mbpsは、ネットで1秒あたりにやり取りするデータの量で表す通信速度の単位です。測定画面では受け取る速さ(下り)と送る速さ(上り)がMbps、返事を待つ時間(ping)がmsです。1Gbpsは1000Mbps、100Mbpsは12.5MB/sと同じ速さです。

Mbpsは、ネットで1秒あたりにどれだけのデータを送ったり受け取ったりするかを、数字で表すための単位です。「メガビーピーエス」と読みます。

写真や動画をやり取りする速さの表示で見かけます。画面にある「通信速度」は、このやり取りの速さのことです。同じ条件なら、100Mbpsのほうが50Mbpsより、1秒にやり取りできる量が多いということです。

Mbpsの数字が大きくても、ゲームや通話の反応が早いとは限りません。やり取りの待ち時間なども関係するため、画面によく出る三つの数字を分けて見ます。

漫画:大きい数字なら速い? 全3ページ

ゲームを始めたいイトが、画面の100Mbpsに注目しました。でも、その隣には15msという数字もあります。

画像を押すと拡大できます。+/−で大きさを変え、拡大中はドラッグして読めます。

1 / 3100なら、何でも速い?

ゲームを始めたいイトが、画面の例に並ぶ100Mbpsと15msを見ています。ピコが数字の意味へ目を向けさせます。

1ページ目:100なら、何でも速い?
画面の100Mbpsと15msは説明用の例です。実測値でも、ゲームが快適になる目安でもありません。

1ページ目のセリフ

  • イト「100Mbpsなら、ゲームもサクサク?」
  • ピコ「その100は、何を測った数字?」

2 / 3量を見ていたんだ

ピコが見せる光の模型で、イトは1秒の間に届くデータを見ます。次に、合図の返事が戻るまでの時間へ目を向けます。

2ページ目:量を見ていたんだ
Mbpsは1秒あたりにやり取りするデータ量の単位です。模型の粒の数や形は説明のためのイメージで、実際の通信を再現したものではありません。

2ページ目のセリフ

  • ピコ「Mbpsは、1秒にやり取りする量だよ。」
  • イト「じゃあ、返事が来るまでの時間は?」

3 / 3数字より、その横を見る

イトは画面の15msを指し、量の数字と待ち時間の数字で、比べる向きが違うことに気づきます。

3ページ目:数字より、その横を見る
pingは合図の往復にかかった時間を見る手がかりです。同じ条件で比べると、時間は小さいほうが短くなります。実際のゲームや通話の使い心地は、ほかの条件にも左右されます。

3ページ目のセリフ

  • ピコ「pingは、合図が往復する時間だよ。」
  • イト「時間なら、小さいほうが早いんだ!」
  • イト「大きい数字だけで決められないんだね。」

横にスワイプして次のページへ。画像を押すと拡大できます。

画面の数字と光の模型は説明用の例で、実測値や快適さの目安ではありません。実際の使い心地は、ほかの条件にも左右されます。

下り・上り・pingを本文で読み分ける ↓

100%

拡大中はマウスや指でドラッグできます。100%では左右スワイプ・左右キーでページ送り。

写真を送るときは、どの数字を見るのでしょうか。本文では下りと上りの違いも確かめます。

Mbpsの画面の読み方:下り・上り・pingの3つの数字

ネットの速さを測る画面には、ダウンロード、アップロード、pingなどの名前が並びます。以下は、読み方を説明するために作った例です。測定はしなくても読めます。

測定画面の例 — 実際に測った結果ではありません

ダウンロード・下り

100 Mbps

ネット → 自分のスマホやPC

受け取る速さ

アップロード・上り

20 Mbps

自分のスマホやPC → ネット

送る速さ

ping(ピング)

15 ms

合図を送り、返事が戻るまで

待った時間
下り・上りは1秒にやり取りする量、pingは往復の時間。実際の画面の名前や並び順は、使うサービスによって違います。

ダウンロード(下り)は、自分のスマホやPCで受け取る向きです。 動画を見る、アプリを取り込む、といった場面に関係します。

アップロード(上り)は、自分のスマホやPCから送る向きです。 写真を友だちに送る、動画をネットに載せる、といった場面に関係します。

ping(ピング)は、相手へ送った合図の返事を待つ時間を見る手がかりです。 ms(ミリ秒)という単位で表し、1msは1秒の1000分の1です。相手は、この例では測定に使うコンピューターです。

同じ条件で比べるなら、Mbpsの数字は大きいほうが多く送れます。pingの時間は、小さいほうが返事を早く受け取れます。向きがちがうので、三つを一つの物差しで見ません。

イト

Mbpsが大きいほうが速いなら、pingも大きいほうがいいの?

ピコ

pingは待った時間なんだ。同じ条件なら、小さいほうが早く返事が来たことになるよ

ユイ

受け取る速さと、返事を待つ時間を分けて見るんですね

マコト

そう。どれも同じものを測っているわけではないんだ

通信の待ち時間は「レイテンシ」とも呼ばれます。測り方には片道や往復があり、pingは合図が往復する時間を見ます。Mbpsは1秒あたりにやり取りする量、pingは往復にかかった時間として分けると読みやすくなります。

たとえば大きな動画を受け取るときには、1秒に受け取れる量が関係します。ゲームや通話では、やり取りの遅れも気になります。どちらもほかの条件に左右されるため、一つの数字だけで使い心地は決まりません。

Mbpsという名前を、もう少し知りたい人へ

Mbpsは、英語のmegabits per secondを短くした名前です。メガは100万、ビットはデータを数える単位、per secondは1秒あたりを表します。

1Mbpsは1秒あたり100万ビット、100Mbpsは1秒あたり1億ビットです。ビットは0か1のどちらか一つを表します。はじめて聞く人は、ビットとはから読めます。

この数字だけでは、それが広告の最大値なのか、実際に測った結果なのかまではわかりません。どこに書かれている数字かも、一緒に見ます。

Mbpsの「最大1Gbps」は上限で、測った数字とは別

Gbps(ギガビーピーエス)は、Mbpsより大きな単位です。1Gbpsは1000Mbpsです。 1Gbpsと100Mbpsを比べるときは、単位をそろえて1000Mbpsと100Mbpsにします。

回線の説明の「最大1Gbps」は上限の値で、ふだん出る数字ではありません。測った結果は、そのときの機器、つなぎ方、ネットの混み具合、測定する相手で変わります。

広告より低い数字が出たというだけでは、故障とは決められません。 見るのは数字より、動画が止まる、写真を送れないといった、実際に困っている場面です。困りごとがあるなら、数字と一緒にその場面を控えます。

MbpsとMB/sの違い:ビットで数えるか、バイトで数えるか

ダウンロード中の画面では、MbpsではなくMB/sと出ることもあります。こちらは「メガバイト毎秒」。同じく速さですが、ビットを8個まとめた「バイト」で数えています。

表示読むときの手がかり
Mbpsビットで数えた速さ
Gbps1Gbpsは1000Mbps
MB/sバイトで数えた速さ
MB写真や動画などのデータの量

100Mbpsは、単位を変えると12.5MB/sです。数字が小さくなっても、同じ速さを違う単位で表しています。詳しい読み分けや計算は、ビットとバイトの違いで説明しています。

Mbpsの数字が低いと感じたら、確かめる3つ

まず、その数字が下り・上り・pingのどれなのかを見ます。写真を送るのに時間がかかるなら、受け取る速さだけを見ても判断しにくいためです。

測定結果を比べたいときは、同じ機器、同じつなぎ方、同じ測定サービスで見ると、違いを考えやすくなります。時間を変えれば、混み具合の違いが見えることもあります。

数値の目安だけで機器を買い替える前に、困る場面を一つ決めておくと、次に確かめる場所を絞れます。対処を知りたい人はネットが遅い原因、待ち時間が気になる人はpingとはへ進めます。

Mbpsでよくある質問

Q1. Mbpsは何と読みますか?

メガビーピーエスです。ネットで1秒あたりにやり取りするデータの量で表す速さの単位です。

Q2. 1Gbpsは何Mbpsですか?

1000Mbpsです。回線の「最大1Gbps」は上限の値で、実際に測った数字は機器や混み具合などによって変わります。

Q3. Mbpsの数字が大きければ、ゲームや通話も快適ですか?

その数字だけでは決まりません。やり取りの待ち時間や、ネットの混み具合、使う機器なども関係します。

Mbpsは量、pingは待ち時間:測定画面を読み分ける

さきほどの測定画面の例に戻ります。並んでいた三つの数字は、1秒あたりに受け取る量(下り)、送る量(上り)、返事を待った時間(ping)で、Mbpsが付いているのは前の二つです。同じ条件なら、Mbpsの数字が大きいほど1秒あたりに多くのデータをやり取りできます。

今すぐできる一歩は、手元の測定結果か回線の契約書で、Mbpsの数字がどれで、その横にある小さなmsの数字がどれかを指さすことです。次に「遅い」と感じたとき、量の話か待ち時間の話かを、そこで分けられます。

物語で読みたい人は、第30話「Mbpsは何を表している?」へ。この記事の例とは違う、流れる札のたとえで読めます。

この記事の情報・用語を確認する

読了目安 5分 / 更新日

TERM PRIMER

Mbps|この記事で使った言葉

Mbps
1秒間にどれくらいのデータを送れるかを表す通信速度の単位です。
Gbps
Mbpsより大きな通信速度の単位です。1Gbpsは1000Mbpsです。
ビット
コンピューターが扱う情報の最小単位。0か1のどちらかを表します。
バイト
データ量を表す単位。多くの場合、8ビットを1バイトとして扱います。
レイテンシ
データが届くまでなどにかかる遅延時間です。片道・往復など、測る区間を分けて考えます。
通信速度
1秒間に運べるデータの量です。bps(Mbps・Gbpsなど)の単位で表します。

LAB WHITEBOARD

Mbpsを一文で説明してみよう

下り・上り・pingで気づいたことを、必要ならメモできます。書かずに読み終えても大丈夫です。