バイト(英語:byte)は、写真や文章などの「データの量」を数える単位です。 記号は大文字の B。写真の情報に出る「3MB」や、スマホの説明にある「128GB」のBが、バイトです。
「バイトに行く」のバイトは、アルバイトの略。同じ読み方でも、データの単位のbyteとは別の言葉です。
ユイ
写真にもバイトって書くんですね。アルバイトと同じ音だから、仕事の話かと思いました
マコト
写真の3MBなら、3メガバイト。重さをグラムで数えるように、データの量を数えているんだよ
グラムは物の重さ、バイトはデータの量です。MBが増えても、スマホ本体がそのぶん重くなるわけではありません。
バイトはいつ使う? 写真を送る・保存する・通信する場面
同じMBやGBでも、何の量なのかを一緒に読むと、次に確かめるものが分かります。
| 見かける表示の例 | 何の量? | 何と比べる? |
|---|---|---|
| 写真が3MB | その写真のファイルの大きさ | 送信先の「5MBまで」などの上限 |
| スマホの容量128GB、空き2GB | 保存できる全体の量と、残っている場所 | 新しく保存したい写真やアプリの量 |
| 今月の通信量1GB | 携帯回線でやりとりしたデータの量 | 契約プランで使える量と、その集計期間 |
たとえば、スマホの保存場所を空けても、今月使った通信量が元に戻るわけではありません。同じGBを使っていても、数えているものが違うからです。
KB(キロバイト)・MB(メガバイト)・GB(ギガバイト)は、たくさんのバイトをまとめて数えるときの名前です。まずは量の比べ方を見て、そのあとで「1バイト=8ビット」の中身を開いてみましょう。
KB・MB・GBの順番は? バイトを1,000倍ずつまとめた名前
小さいほうから、B → KB → MB → GB → TBの順で、1,000倍ずつ大きくなります。
| 書き方と読み方 | 一つ前の単位で表すと |
|---|---|
| B バイト | もとになる単位 |
| KB キロバイト | 1KB=1,000B |
| MB メガバイト | 1MB=1,000KB |
| GB ギガバイト | 1GB=1,000MB |
| TB テラバイト | 1TB=1,000GB |
たとえば、2GBは2,000MBです。数字だけなら500のほうが大きく見えますが、2GBは500MBより多い量です。
1,024倍ずつで数える画面もあり、そのときは1TBが約931GBと出ます。理由は後半で説明します。
写真1枚の量はMB、スマホ全体に入る量はGBで見かけます。
500MBと2GB、同じ単位にすると?
画面に出た二つの量を入れて、比べてみましょう。ここでは1KB=1,000Bとして計算します。
2GBは2,000MB。500MBのほうが少なく、差は1,500MBです。
500MB=500,000KB=0.5GB。数字が大きく見えても、単位が違えば量は逆転します。
比べるのはデータの量だけです。送信時のファイル形式などの条件は、使うサービスの画面で確かめてください。入力した数字は保存せず、アクセス解析にも送りません。
写真を送るときに見る「何MB」と、8MBはどのくらいか
たとえば、申し込みの画面に「写真は5MBまで」とあり、自分の写真が3MBだったとします。3MBは5MBより少ないので、この写真は、量の条件に収まっています。
写真が8MBなら、5MBより多いので、そのままでは送れません。量を減らすか、別の写真を選びます。ファイル名の最後を変えるだけでは、量は減りません。
8MBがどのくらいかは、この例の写真(3MB)より多く、「5MBまで」には入らない量です。写真1枚は何MBと決まっていないので、「写真何枚ぶん」とは一つの数で言えません。
量が収まっているのに送れないときは、画面に出た言葉を読みます。写真の縦横の大きさや、JPEGなどの保存方法の条件なら、そこに書いてあります。保存方法の名前はファイル形式とはで説明しています。
ユイ
数字だけじゃなくて、MBまで一緒に読むんですね
イト
じゃあ、スマホの128GBは、まだ全部使えるの?
ピコ
すでに写真やアプリが入っているよね。そのぶんを引いたのが、残りの空きだよ
マコト
新しく保存したいときは、全体の大きさと、残りの空きを分けて見よう
スマホの容量128GBと「空き」は、どう違う?
容量(ようりょう)とは、保存場所に入れられるデータの全体の量です。 そのうち、すでに使っているぶんを除いた残りが「空き」です。
全体で100GBある保存場所の例
使っているぶん:70GB
写真・アプリ・機器を動かすしくみなど
残りの空き:30GB
新しく保存するときに見る量
「128GBのスマホ」でも、128GBすべてが空いているわけではありません。写真やアプリだけでなく、スマホを動かすしくみも場所を使います。
残りを知るには、「空き容量」「使用可能」などの表示を見ます。「使用済み」は、すでに使っているぶんです。表示の名前は、機器やアプリで違います。
毎月のスマホの「残りのギガ」は、保存場所の空きとは別の話です。こちらはスマホのギガとは?で、通信に使う量として説明しています。
パソコン選びで「メモリ8GB・ストレージ256GB」と並んでいたら、その二つも別々に見ます。メモリとストレージの違いでは、作業中の場所と、保存しておく場所を分けて確かめられます。
1TBが約931GBと出るのはなぜ? 1,024倍で数える画面
HDD(ハードディスク)などの保存機器で、箱には1TBとあるのに、画面では約931GBと出ることがあります。同じ量でも、まとめて数える決まりが違うためです。
箱の1TBは、1,000倍ずつで数えた1兆バイトです。Windowsのファイル一覧画面などでは、1,024倍ずつで数えた値を「GB」と表示します。この数え方だと、同じ1兆バイトが約931になります。
数え方の違いで小さく見えるだけなら、保存できる場所は減っていません。 ただし、すでに使われている場所や、機器を使えるように準備するための場所もあります。「全体の容量」と「空き」のどちらを見ているかも確かめてください。
約931GBという数字だけでは、故障か正常かは決められません。保存できないなど別の困りごとがあるなら、機器名と画面の表示をそえて、メーカーに相談できます。
931になる計算と、ほかの容量の目安を見る
1,024を3回かけると、1,073,741,824になります。1兆バイトをこの数で割ると、約931です。
| 箱に書かれた容量 | 1,024倍ずつで数えた表示の目安 |
|---|---|
| 64GB | 約59.6GB |
| 128GB | 約119GB |
| 256GB | 約238GB |
| 500GB | 約466GB |
| 1TB | 約931GB |
| 2TB | 約1.82TB |
1,024倍ずつ数える単位には、本来はKiB(キビバイト)、MiB(メビバイト)、GiB(ギビバイト)という別の名前があります。1GiBは1,073,741,824バイトです。画面がGBと書いていても、この数え方を使っていれば、数字は小さく出ます。
8ビットは何バイト? 1バイトは8個のビットのまとまり
ここからは、1バイトの中身の話です。
ビットは、0か1のどちらかを一つ表す単位です。8ビットを一組にすると、1バイトになります。 2バイトなら16ビット、8バイトなら64ビットです。
1文字が何バイトかは、文字と「文字をデータにする決まり」で変わります。たとえば、UTF-8(ユーティーエフエイト)という決まりでは、Aは1バイト、あは3バイトです。どちらも1文字ですが、必要な量が違います。
漫画:八つで、一組 全4ページ
イトが0と1の札を8枚そろえます。トレー一つにまとめると、どんなふうに数えられるでしょう。最後は、Aとあに使う量を見比べます。
画像を押すと拡大できます。+/−で大きさを変え、拡大中はドラッグして読めます。
札とトレーは、数え方を見せるためのたとえです。実際の機器にこの箱が入っているわけではありません。Aとあの量は、UTF-8で文字だけを表した例です。文書には、文字以外の情報も入ることがあります。
漫画のトレーが一つなら、札は8枚。二つなら、札は16枚です。同じものを一つずつ数えるか、8個ずつまとめて数えるかが、ビットとバイトの違いです。
8ビットの組み合わせや、文字の量をもう少し知る
0か1を8個並べると、並べ方は256通りあります。0から順に番号をつければ、最後は255です。1バイトで、この256通りのどれか一つを表せます。
別の文字や別の決まりでは、1文字の量が変わります。文字コードとはで、文字を表す決まりと一緒に読むとつながります。
8ビットのバイトが広まった背景には、昔のコンピューターの設計があります。IBMが1964年に発表したSystem/360も、8ビットを1バイトとするしくみを使っていました。
このビットが、回線の速さの「Mbps」にも出てきます。
MBとMbpsは、同じ意味? 大文字Bはバイト、小文字bはビット
同じではありません。MBはデータの量、Mbps(メガビーピーエス)は通信の速さを表します。Mbpsには「1秒あたり」という意味が入っています。
バイトを表すのは大文字のB、ビットを表すのは小文字のbです。8ビットで1バイトなので、100Mbpsは、計算上は1秒に12.5MBを運ぶ速さです。実際にかかる時間は、回線の混み具合でも変わります。
MB/sのように、バイトに「1秒あたり」をつけて速さを表す書き方もあります。記号で迷ったら、ビットとバイトの違いやMbpsとはへ進めます。
自分の写真は何MBで、空きは何GB? 手元で見る場所
写真を送るなら、写真の「情報」や「プロパティ」にある「サイズ」を見ます。ここでの「サイズ」はデータの量で、3MBなら、3とMBを一緒に読みます。
新しく保存できるか知りたいなら、保存先の「空き」を見ます。写真が8MBで空きも8MBなら、同じ数字でも安心できません。画面は細かな数字を省いていますし、保存には少し余分な場所も使います。空きに余裕があるかを見ます。
読むだけなら、手元で操作しなくても大丈夫です。何の量か、数字のうしろの単位は何か、全体か空きかを分けて見ると、聞きたいことを言葉にしやすくなります。
バイト・KB・MB・GBの疑問
Q1. 1GBは何MBですか?
1,000倍ずつで数える決まりでは、1GBは1,000MBです。数字が合わないときは、上の「1TBが約931GBと出るのはなぜ?」の節で、1,024倍の数え方を確かめてください。
Q2. 1,000倍と1,024倍は、どちらが正しいのですか?
どちらも使われています。箱の表示は1,000倍ずつ(KB・MB・GB)、Windowsの画面などは1,024倍ずつです。1,024倍ずつの単位には、本来はKiB・MiB・GiBという別の名前があります。
Q3. 1文字は1バイトですか?
文字と決まりで変わります。UTF-8では、Aは1バイト、あは3バイトです。
次にMBやGBを見かけたら、**「何の量?」「単位は?」「何と比べる?」**の3つを確かめてみてください。写真を送るなら送信先の上限、保存するなら空き容量。単位が違うときは、このページの計算機でそろえられます。
「3MBの写真を、5MBまでのフォームへ送るなら、量は収まる」。そう読めたら、バイトの表示を一つ使いこなせています。通信量を見積もりたいときは動画1時間で何ギガ使う?で、使うサービスと画質を当てはめてみてください。
0と1から知りたい人はビットとは、物語で読みたい人は第72話「バイトは何をまとめる?」へ進めます。








