月末、ユイのスマホは残り7GB。「今夜のアニメ3話」は見られそうでも、それを毎晩続けて月末までもつかは、別の計算です。
動画1時間で使う量は、サービスと画質で変わります。表で自分の行を選べば、今夜使う量も、残りの日数で見られる時間も決められます。契約容量を増やす前に、いつもの画質で足りるかを確認してみてください。
あなたの場合は? 通信量を計算する
画質と見る時間を入れると、1か月で何ギガ使うかが出ます。
各サービスの公表値を参考にした概算の幅です。実際の使用量の上限ではありません。
入力値は保存せず、アクセス解析にも送りません。
Netflixの画質設定別|動画1時間の通信量
| 画質・解像度 | 1時間あたり | 10時間で |
|---|---|---|
| Netflix 低画質低画質設定 | 最大約0.3GBNetflix公式例・最大値 | 最大約3GB(同条件) |
| Netflix 標準画質標準画質設定 | 最大約0.7GBNetflix公式例・最大値 | 最大約7GB(同条件) |
| Netflix 高・SD高設定の標準画質 | 最大約1GBNetflix公式例・最大値 | 最大約10GB(同条件) |
| Netflix HDHD | 最大約3GBNetflix公式例・最大値 | 最大約30GB(同条件) |
| Netflix 4K2160p | 最大約7GBNetflix公式例・最大値 | 最大約70GB(同条件) |
Netflixが公表している、1台・1時間あたりの最大値です。YouTubeやアニメ配信の目安は、すぐ下の一覧にまとめました。
YouTube・アニメ配信は1時間で何ギガ?サービス別の目安
| サービスと画質 | 1時間 | アニメ1話(24分) |
|---|---|---|
| YouTube 360p | 約0.3GB | 約0.13GB |
| YouTube 480p | 約0.5GB | 約0.2GB |
| YouTube 720p | 約1.1GB | 約0.45GB |
| YouTube 1080p | 約2.3GB | 約0.9GB |
| YouTube 4K | 約9GB | 約3.6GB |
| dアニメストア 中画質 | 約0.7GB | 約0.27GB |
| dアニメストア 高画質(720p) | 約1.2GB | 約0.48GB |
| dアニメストア 最高画質(1080p) | 約2.1GB | 約0.84GB |
| Netflix スマホの「自動」 | 約0.25GB | 約0.1GB |
| ABEMA 中画質 | 約0.33GB | 約0.13GB |
| ABEMA 最高画質 | 約1GB | 約0.4GB |
| TVer スマホ | 平均約0.9GB | 平均約0.36GB |
| U-NEXT 低画質 | 約0.22GB | 約0.09GB |
| U-NEXT 高画質 | 約2GB | 約0.8GB |
※ 2026年10月17日確認。1GB=1,000MBとして、1時間と24分に換算して丸めています。YouTubeはUQ mobileが掲載する通信量の目安(1時間315・495・1,125・2,250・9,000MB)を採用。YouTube公式が保証する消費量や、当サイトの実測値ではありません。
dアニメストアはスマホ・タブレットで1話24分の値、ABEMA・U-NEXT・Netflixアプリは「1GBで見られる時間」、TVerはスマホの30分あたりの平均から計算しました。平均・目安と、上のNetflix表の「最大値」は意味が異なります。どの行も、毎回その量になるという約束ではありません。
たとえばYouTubeの480pは約0.5GB/時、dアニメストアの中画質は約0.7GB/時。同じ「中くらいの画質」でも、使うアプリの行で見積もるのが出発点です。TVerのスマホは平均約0.9GB/時ですが、公表する30分の幅を倍にすると約0.26〜1.4GB/時まで開きます。
アニメなら時間を掛けるより、1話の量で数えると簡単です。dアニメストアの中画質で3話なら、0.27 × 3=約0.81GB。最高画質では0.84 × 3=約2.52GBです。今夜の3話に必要な目安は、どちらも7GB以内に収まります。
ただし、同じdアニメストアでも、PC・Chromecast版の中画質は1話約0.48GB。スマホ版の約0.27GBを、そのままテレビやPCの計算には使えません。
Netflixも設定の場所を確かめてください。プロフィールの「標準画質」は最大0.7GB/時ですが、スマホアプリの「モバイルデータ使用量:自動」は1GBで約4時間、つまり約0.25GB/時です。同じ「自動」という名前でも、プロフィール側は回線に応じて画質を選ぶ別の設定です。
7GBあれば、動画は何時間見られる?
まずは、7GBをすべて動画に回した場合の時間です。Netflixの最大値を使った行は、その量を使い続けたと仮定した試算で、視聴時間の上限ではありません。
| 7GBで見られる目安 | サービスと画質 |
|---|---|
| 約47分 | YouTube 4K |
| 約1時間(60分) | Netflix 4K(最大7GB/時) |
| 約2時間20分(140分) | Netflix HD(最大3GB/時) |
| 約3時間(約187分) | YouTube 1080p |
| 約5時間50分(約14話) | dアニメストア 高画質 |
| 約6時間 | YouTube 720p |
| 約10時間(約26話) | dアニメストア 中画質 |
| 約14時間 | YouTube 480p |
| 約21時間 | ABEMA 中画質 |
| 約28時間 | Netflix スマホの「自動」 |
「今夜見られる」と「月末までもつ」は、分けて考えましょう。 たとえば残り7GBで、次の容量更新まで10日あるとします。地図や連絡などに1GBを残すなら、動画に回せるのは6GBです。予備の1GBはこの例の仮定なので、自分の普段の使用量に置き換えてください。
(残り7GB − ほかに使う1GB)÷ 10日 = 動画に0.6GB/日
| 1日0.6GBを動画に回す例 | 1日の視聴時間の目安 |
|---|---|
| YouTube 480p | 約1時間10分 |
| YouTube 1080p | 約15分 |
| Netflixアプリの「自動」 | 約2時間20分 |
| dアニメストアの中画質 | 24分のアニメを2話(約0.54GB) |
時間は表の目安を使って短めに丸めています。実際の量が増える場合もあるため、残量が少ない日は「あと1話」を足す前に通信会社の表示を確かめます。
ユイの3話は今夜だけなら約0.81GB。10日間続けると約8.1GBなので、動画用の6GBには収まりません。毎日2話にする、家の固定回線のWi-Fiで見る、対応する作品を先に保存する、といった選び方ができます。
残りが7GBではない人、月の契約まるごとで考えたい人は、次の早見表で自分の行を探してください。
14GB・20GB・80GBなら、動画は何時間見られる?
| 使えるギガ | 標準(480p) | HD(720p) | フルHD(1080p) |
|---|---|---|---|
| 3GB | 約6時間 | 約2時間40分 | 約1時間20分 |
| 14GB | 約28時間 | 約12時間 | 約6時間 |
| 20GB | 約40時間 | 約18時間 | 約9時間 |
| 30GB | 約60時間 | 約27時間 | 約13時間 |
| 50GB | 約100時間 | 約44時間 | 約22時間 |
| 80GB | 約160時間 | 約71時間 | 約36時間 |
| 100GB | 約200時間 | 約89時間 | 約44時間 |
※ YouTubeの掲載目安(480pは0.495GB/時、720pは1.125GB/時、1080pは2.25GB/時)で、容量をすべて動画に使う計算です。ほかのアプリや通信には共用できない量なので、実際は動画用に残せる容量で考えます。
80GBは多く見えますが、1080pで毎日見るなら、30日で割って1日約1時間10分です。 720pへ一段下げれば、同じ80GBで1日約2時間20分。14GBなら、720pで1日25分ほどの計算です。いずれも視聴を保証する上限ではなく、公表目安を使った見積もりです。
表にない数字は、ページ上の計算機の「契約データ容量」に入れてください。画質は、一覧の「1時間」が0.5GBまでなら「軽め」、1GBまでなら「中くらい」、3GBまでなら「高画質」を選びます。
同じギガで見られる時間を延ばすには、アプリの設定を1か所変えるだけです。
ギガを抑えるなら、どの設定を変える?
- YouTube: 再生画面の「設定」→「画質」→「データセーバー」を選びます。480pなどの解像度を自分で決めるときは「詳細設定」です。いつも抑えたいなら、アプリの「動画の画質設定」で、モバイル回線のときの画質だけを下げられます(YouTubeヘルプの手順)。
- Netflix: 「マイNetflix」→プロフィール名→「アプリ設定」→「モバイルデータ使用量」を開きます。「データ使用量: 少」なら1GBで約6時間。反対に「データ使用量: 多」は、20分で1GBを超えることがあります。ここで選んだ設定を、スマホでの再生が超えることはありません(Netflixヘルプの案内)。
- ABEMA: 「マイページ」→「画質設定」→「モバイル回線時」で選びます。「通信節約モード」なら1GBで約10時間です。
- どのサービスでも: 続けて見ないなら自動再生を止めます。外で見る作品は、家のWi-Fiで先にダウンロードしておくと、外で減るギガを抑えられます。保存できる作品と視聴期限は、サービスごとに決まっています。
設定を変えたら、本当に減り方が変わったかを数字で確かめます。
自分のスマホが実際に使った量は、どこで見る?
ここまでの表は見積もりです。実際に使った量は、スマホと通信会社が記録しています。
| 知りたいこと | 開く場所 |
|---|---|
| 契約のギガの残り | 契約中の通信会社のアプリ・会員ページ |
| iPhoneで動画アプリが使った量 | 「設定」→「モバイル通信」でアプリ別の通信量を確認 |
| Google Pixelで動画アプリが使った量 | 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「インターネット」から、通信会社の設定と「アプリのデータ使用量」を確認 |
iPhoneの「現在までの合計」は、通信会社の今月分と期間がそろっているとは限りません。リセットした日を確かめ、契約の残量は通信会社のアプリで確認してください。Pixelは表示期間を選べます。ほかのAndroidはメーカーやOSで項目名が違います。
いつもの視聴に合わせて、次の順で一度確かめると、自分の目安ができます。確認のためだけに長時間再生する必要はありません。
- 視聴前に、動画アプリのモバイル通信量と選んだ画質をメモする。
- 普段どおり見た時間と、視聴後に同じ画面で増えた量をメモする。途中でWi-Fiへ切り替わった分は、モバイル通信量の比較に混ぜない。
- 増えたGBを視聴時間で割り、1時間あたりに直す。数字の反映が遅い場合は、すぐに結論を出さず再確認する。
たとえば30分で0.4GB増えたなら、0.4 ÷ 0.5=約0.8GB/時です。これは計算例で、実測報告ではありません。同じアプリの広告や先読み、バックグラウンド通信が含まれる場合もありますが、普段の見方で減る量を知る手がかりになります。
ところで、Netflixには約0.25GBと最大7GBという数字がありました。同じ1時間なのに、28倍です。
TERM PRIMER
動画1時間のギガ|先に知っておく言葉
同じ1時間で、なぜ28倍もの違いが出る?
ユイ
時間が同じなら、減るギガも同じだと思ってました。動画の1時間って、みんな同じ1時間ですよね?
マコト
たとえるなら、動画は1秒ごとに届く箱の列なんだ。数は同じでも、箱ひとつの重さがぜんぜん違うんだよ
箱の数は時間で決まります。1時間なら3,600個で、だれが見ても同じです。違うのは箱ひとつの重さで、それを決めているのが画質です。
- ざっくり詰めた箱: 輪郭がにじむ。片手で持てる
- びっしり詰めた箱: 髪の毛の一本まで入っている。両手でやっと
実際の言葉に戻すと、箱ひとつの重さが「1秒あたりのデータ量」で、ビットレートと呼ばれます。単位はMbps。動画のデータ量は、1秒あたりのデータ量 × 秒数で決まります。ストリーミングは、この箱を毎秒受け取りながら再生する見方です。Mbpsの小文字のbは、情報の最小単位のビットを指します。
1080pから4Kへ上げると、画面の点(画素)は、たてもよこも約2倍になります。掛け算なので、点の数は約4倍。だから「長く見た」より「細かく見た」ほうが効きます。Netflixの4Kは30分で最大3.5GB。標準画質の最大0.7GB/時を使った5時間分の計算に当たります。
ただし実際には、箱の重さは点の数だけでは決まりません。動きの激しさや、圧縮のやり方(コーデック)でも変わります。同じ1080pでも、静かな会話劇と、爆発が続くアクションでは必要な量が違います。サービスごとに同じ画質の数字がずれる理由のひとつです。映像が時間順のデータとして積み上がる様子は、物語の第77話で見られます。
箱ひとつの重さが分かれば、一覧にないサービスでも自分で計算できます。
ビットレートが分かれば、何ギガか自分で計算できる
式は、通信量(GB)=平均Mbps × 視聴秒数 ÷ 8,000です(1GB=10億バイト、1バイト=8ビット)。平均2Mbpsで1時間なら、2 × 3,600 ÷ 8,000 = 0.9GB。ここで使う「平均2Mbps」は、計算を説明するための仮定です。
式に入れるのは、実際に受け取るデータの平均ビットレートです。YouTubeヘルプの「1080pは5Mbps」などは、安定して再生するために推奨される回線速度。その速度で1時間ずっとデータを使う、と示す数字ではありません。 そのまま掛け算して「YouTube公式の消費量」とは言えないのです。
速度テストの「100Mbps」も、そのとき回線がどのくらい運べたかという別の値です。動画が使った量や、投稿用の推奨ビットレートと混ぜず、通信量の見積もりにはサービスごとの公表値か、自分の視聴前後の差を使います。
それでも、式どおりにならない理由が一つあります。多くのサービスは、通信の状態に合わせて画質を自動で切り替えているからです。1時間のうちにHDの時間と標準画質の時間が混ざることもあり、実際の量は表の目安からずれます。
ここまで来ると、「昨日は3時間も見たから減った」という言い方の、どこが足りないかが見えてきます。
「長く見たからギガが減った」は半分だけ正しい
時間は掛け算の片方でしかありません。同じ3時間でも、YouTubeの480pと1080pでは4倍以上ひらきます。時間のほかにも、見落としやすい点があります。
ユイ
一時停止している間は、さすがにギガは減らないですよね?
マコト
それが、止めたあとも少しのあいだ受け取り続けることがあるんだ
動画アプリは、再生が途切れないように、少し先のデータを先に受け取っています。この先読みが、時間と量のずれを生みます。
- 「途中でやめれば、見た分だけで済む」→ 実際は、再生位置の少し先まで受け取っているので、見た時間よりやや多くなることがあります。
- 「ダウンロードすれば通信量はゼロ」→ 保存するときには通信します。ダウンロードとストリーミングで圧縮方式や設定が違う場合もあり、同じ画質名でも量が同じとは限りません。家の固定回線で保存し、外では保存した作品をオフライン再生すれば、携帯回線で動画を受け取る量を抑えられます。
- 「Wi-Fiにつないでいればギガは減らない」→ スマホのテザリングやモバイルルーターのWi-Fiは、元の携帯回線のギガを使います。
1か月分を計算するワークとクイズ
自分の行が決まったら、1か月ぶんに広げてみます。
1時間あたりの目安(GB)× 1日の視聴時間 × 30 = 1か月の目安(GB)
YouTubeの480p(約0.5GB)を毎日1.5時間なら、0.5 × 1.5 × 30 = 22.5GB。同じ時間を720p(約1.1GB)で見ると49.5GBです。どちらも、表示用に丸めた1時間の目安からの試算です。出した数字を契約の容量と並べて、足りなければ、画質を一段下げるか、家のWi-Fiで見る時間を増やすか、契約の容量を見直すかを選びます。
Q1. アニメ1クール(12話)を見ると何ギガですか?
A. dアニメストアの公式の目安(1話24分)で計算すると、中画質で約3.2GB、高画質(720p)で約5.8GBです。
Q2. 映画1本(2時間)をNetflixで見ると何ギガですか?
A. 標準画質で最大1.4GB、HDで最大6GBです。スマホアプリの「モバイルデータ使用量」が「自動」なら、約0.5GBが目安です。
Q3. 同じ1時間の動画で、減るギガが違うのはなぜですか?
A. 1秒あたりのデータ量(ビットレート)が、画質やサービスによって違うからです。データ量は「1秒あたりの量 × 秒数」で決まります。
その夜、ユイが確かめたこと
ラボでユイはノートに「今夜3話なら約0.81GB。10日間なら約8.1GB」と並べ、毎日2話にする案を丸で囲みました。残りの数字だけを見ていたときには、出てこなかった選び方です。実際に見る日は、選んだ画質と残量の表示を確かめることも、ノートの端に書き添えます。
まずは、いつものアプリの画質と、次の容量更新までの残り日数を確かめてみてください。見たい時間が予算に収まれば、そこで判断を終えて大丈夫です。動画を見ていない日にもギガが減るなら、アプリ別の内訳から、次に見直す相手を選べます。
この記事について
LAB WHITEBOARD
動画1時間のギガを一文で説明してみよう
「自分が使うサービスと画質で、動画1時間やアニメ1話が何ギガになるかを見積もり、同じ1時間で量が変わる理由を1秒あたりのデータ量から説明できるようになる。」を、いまの自分の言葉で一文にしてみてください。途中の説明でも大丈夫です。




