イト
ギガが減るって言うけどさ、何が減ってるの?水みたいに入ってるの?
ピコ
近いよ。ギガは量の名前。走った時間じゃなくて、飲んだ量で減るんだ
スマホの「ギガ」はギガバイト(GB)の略で、モバイル回線で通信したデータの量を数える言葉です。
減るのは、データが通った分だけです。開いていた1時間ではなく、その間に何MB行き来したかで残りが決まります。だから「使った覚えがないのに減った」が起きます。
漫画:イトの10秒作戦 全4ページ
大きなシャボン玉の動画を見せたいイト。ギガを少なく使うための作戦に、なぜかストップウォッチを持ち出しました。
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画面と数値は架空の例です。100MB・12MBは動画ファイルの大きさで、請求される通信量そのものではありません。実際の通信には制御用データや再送などもあり、アプリによっては送る前に動画を変換します。
スマホのギガとは、水筒の中身のような量
ギガは、水筒の中身にたとえられます。最初に入っている量が決まっていて、飲んだ分だけ減ります。1時間持ち歩いても、口をつけなければ減りません。走りながら一気に飲めば、短い時間でも大きく減ります。
スマホでは、受け取ったデータと送ったデータの量を数えます。動画やWebページを受け取るのも、写真やメッセージを送るのも、同じ一つの残りから引かれます。水筒と違うのは、出す(送る)分も数える点です。
ギガが減る仕組みは通った量で決まる
減るのは、モバイル回線をデータが通ったときだけです。大きく減る場面には共通点があります。
- 受け取るデータが大きい(動画、高画質の画像、アプリの更新)
- 受け取る回数が多い(自動更新、自動再生、地図の読み込み)
- 送るデータが大きい(写真や動画のアップロード、ビデオ通話)
- 見ていない間も通信が続いている(バックグラウンドの同期)
漫画のイトが気づいたとおり、100MBの動画は速く送っても100MBのままです。減らせるのは送る速さではなく、送るデータの大きさのほうでした。
4つのうち、いちばん気づきにくいのが最後の「見ていない間の通信」です。「動画を見ていないのに減った」の正体は、たいていここにあります。
GBとMBの違いと、100メガは何ギガか
「ギガ」は「10億倍」を表す接頭語で、後ろにつく単位とセットで使います。通信量の話では後ろの「バイト」を省いているだけで、GBとMBの違いは同じバイトの桁の違いです。
| 表記 | 読み方 | 大きさ | よく見る場面 |
|---|---|---|---|
| B | バイト | 1バイト | 小さな設定やテキスト |
| MB | メガバイト | 100万バイト | 写真、音声、Webページ |
| GB | ギガバイト | 10億バイト=1,000MB | 動画、アプリ、月のデータ量 |
| Mbps | メガビーピーエス | 速さ(量ではない) | 通信の速さ |
1GB=1,000MBなので、「100メガは何ギガ?」の答えは0.1ギガです。100MBの動画10本で1GB、20ギガのプランは20,000MBぶん、と桁をそろえると見通せます。1,024倍で数える画面がある理由はバイトとは?KB・MB・GBの違いで扱います。
イト
じゃあWi-Fiのときは、別の水筒から飲んでるってこと?
ピコ
そう。家の蛇口から飲んでいる間は、持ち歩く水筒のふたは閉じてる
Wi-Fiにつなぐとスマホのギガが減らないのはなぜか
ギガとして数えられるのは、携帯会社のモバイル回線を通ったデータだけです。Wi-Fiにつながっている間、データは家や店のルーターを通ってインターネットへ出ていくので、スマホの残りは減りません。
減らないはずなのに減るのは、回線が静かに入れ替わったときです。Wi-Fiの電波が弱いと自動でモバイル通信へ切り替わる設定があり、本人はWi-Fiのつもりでも水筒のふたが開いています。見分け方はWi-Fiにつないだのにギガが減る3つの場面で扱います。
逆向きなのがテザリングです。パソコンの画面にWi-Fiのマークが出ていても、その先はスマホのモバイル回線なので、パソコンが通信したぶんスマホのギガが減ります。
ギガ(量)とMbps(速さ)の違いでつまずく点
ギガは量、Mbpsは速さで、別の物差しです。
- ギガ(GB)は、運んだ量の合計。水筒から飲んだ量
- Mbps(メガビーピーエス)は、1秒あたりに通れる量。ストローの太さ
太いストローで飲めば早く減りますが、速さが量を食べたのではなく、同じ時間に多く飲めただけです。光回線の「100メガ」「1ギガ」もこの速さの話で、残りの量とは別です。速さの読み方はMbpsとは?ネットの速さを表す数字の読み方、絵で追うなら第30話の流量メーターの話が入口です。
もう一つの取り違えが、「ギガが足りない」と本体の空き容量です。「あと3GB使える」は通信の残り、「空きが3GBしかない」は保存先のストレージの残りで、同じ3GBでも増やし方も困る場面も別です。
ギガの減りが早いときは、アプリ別の使用量を見る
減りが早いと感じたら、理由を推理する前に、端末が記録している内訳を見ます。
- iPhone:「設定」→「モバイル通信」を開いて下へスクロールすると、アプリごとの通信量が並びます。「統計情報のリセット」を押すまで積み上がる数字です
- Android:機種で場所と名前が違いますが、同じようなアプリごとの一覧が設定の中にあります
1回だけ開いて、次の3行をメモしてみてください。
- 表示されている期間と、合計は何GBか
- 上位3つのアプリは何か
- その3つのうち、自分で「使った」と覚えがあるのはいくつか
3行目で思い当たらないアプリが上位にいたら、それが「見ていない間の通信」の正体です。上位が動画や写真のアプリなら、どのアプリが何GB使うかの目安と見比べると、減りの早さに納得がいきます。
※ 端末の数字と携帯会社の集計は、数え方の違いで少しずれることがあります。請求の確認ではなく、どの通信が多いかを見る手がかりにします。
スマホのギガでよくある質問
Q1. 写真を撮るだけでもギガは減りますか?
A. 撮るだけでは減りません。撮った写真をモバイル回線でクラウドへ自動で送る設定だと、送った分だけ減ります。見ていない間の通信の代表例です。
Q2. 残りが0になったら、スマホは使えなくなりますか?
A. 扱いは契約ごとに違います。速度を落とされる形なら、できることの目安は128kbpsで何ができる?にあります。Wi-Fiなら残りに関係なく通信できます。
Q3. 1GBで動画は何分見られますか?
A. 画質の設定で大きく変わります。アプリ別・画質別の目安は動画1時間で何ギガ使う?で一覧にしています。
スマホのギガが減る理由を、ひとことで言うと
イトの「水みたいに入ってるの?」に戻ると、入っているのは水ではなく、モバイル回線で通信できる量の残りです。減るのは、通った量の分だけ。これでGBやMbpsの数字を見て、量か速さか、通信か保存かを言い分けられます。
今すぐできる30秒の一歩は、設定のアプリ別の一覧で1位を見ることです。覚えがなければ見ていない間の通信を、覚えがあれば画質や自動再生の設定を、次に確かめます。
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スマホのギガ|この記事で使った言葉
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スマホのギガを一文で説明してみよう
「ギガがデータ量の単位で、通信した量の分だけ減ること、GBとMBは桁の違いで速さのMbpsとは別の話であることを説明でき、減りが早いときに自分の端末でアプリ別の使用量を見られるようになる。」を、いまの自分の言葉で一文にしてみてください。途中の説明でも大丈夫です。








