ドメインとは|Webサイトやメールに使う人が読める名前

30秒でわかる答え

ドメインは、example.comのように、Webサイトやメールの宛先を人が読みやすく示す名前です。

URLの中からドメイン名を探す

次の架空URLから、ドメイン名に関わる部分を見つけてください。

https://shop.example.co.jp/products/?id=10

通信方法: ______
ドメイン名に関わる部分: ______
ページの場所: ______

答えの例:

  • 通信方法: https
  • ドメイン名に関わる部分: shop.example.co.jp
  • ページの場所: /products/

名前と宛先をつなぐ流れ

たとえば、数字の並びを毎回覚えてWebサイトへ行くのは大変です。そこで、example.com のような読みやすい名前を使います。実際の通信では、DNSとは で扱う仕組みが、その名前に対応する宛先情報を案内します。

たとえでは、ドメインは建物やお店についた名前札です。実際には、ドメインそのものがページ本文を持っているわけではなく、DNSやサーバー設定と組み合わさって使われます。

  1. 人が読みやすいドメイン名
  2. DNSで宛先情報へ結びつく
  3. ブラウザがサーバーへ向かう準備をする
  4. Webページやメールなどのサービスにつながる

イト

名前解決で出てきたドメイン名って、IPアドレスとは何が違うの?

ピコ

ドメインは人が読みやすい名前、IPアドレスは通信で使う宛先情報だよ

ユイ

URLの中で見える名前として読むと分かりやすそうです

ブラウザのアドレスバーでURLを見ると、example.com や www.example.com のような部分が出てきます。これがドメイン名に関わる部分です。画面のむこう側では、DNSによってドメイン名がIPアドレスなどの宛先情報へ結びつけられます。

以下では、第43話「IPアドレスとドメイン名はどう違う?」の名前札をたとえにしながら、URL、DNS、IPアドレスとの違いを順序立てて確かめます。

漫画:長い名前の、短いところ 全4ページ

紙ひこうきのサイト模型へ名前の看板を作ろうとするイト。長いURLを分け、ドメインだけの名札を選ぶ。看板ができても中身は白紙。イトが最初の絵を描き始める。

画像を押すと拡大できます。+/−で大きさを変え、拡大中はドラッグして読めます。

1 / 4長すぎる看板

イトが紙ひこうきのサイト模型に付ける名前を、長い紙の帯へ書き始める。

1ページ目:長すぎる看板
サイトの名前と、ページを開くためのURL全体は分けて考えます。

1ページ目のセリフ

  • イト「サイトの名前、書くよ!」
  • ピコ「ぜんぶが名前かな?」

2 / 4名前は、この部分

三つの部品を縦に分け、plane.exampleだけがドメイン名だと確認する。

2ページ目:名前は、この部分
URLの通信方法・ドメイン名・ページの場所を区別します。

2ページ目のセリフ

  • 模型のURL部品:https://=通信方法、plane.example=ドメイン名、/fold/=ページの場所。
  • イト「名前は、ここだけ!」

3 / 4名前から宛先へ

名前札はDNSで通信の宛先へつながる。ラボでは対応を示す模型を見る。

3ページ目:名前から宛先へ
ドメイン名はIPアドレスそのものではありません。DNSは名前に対応する宛先情報を調べます。

3ページ目のセリフ

  • 図:plane.example(名前)→DNS→192.0.2.24(通信の宛先)。
  • 図の補足「説明用の例」
  • マコト「名前から、宛先を調べるよ。」

4 / 4看板の、その先

plane.exampleの看板ができる。しかしサイト模型は白紙のまま。イトが紙ひこうきの絵を描き始める。

4ページ目:看板の、その先
ドメイン名はページ本文ではありません。名前と、その先で提供する内容を分けます。

4ページ目のセリフ

  • 看板「plane.example」
  • イト「中身、まだ白紙だ!」
  • マコト「ここから作ろう。」

横にスワイプして次のページへ。画像を押すと拡大できます。

看板は人が読める名前のたとえです。plane.exampleは架空の説明用ドメインで、取得・公開・接続は行いません。URLには通信方法やページの場所なども含まれ、ドメインはDNSを通じてIPアドレス以外の情報にも結びつきます。

本文の解説へ ↓

100%

拡大中はマウスや指でドラッグできます。100%では左右スワイプ・左右キーでページ送り。

ドメインが使われる場面とURLの中の場所

URLの中で、ドメイン名はサイトを見分ける大事な手がかりです。

https://lab.example.com/guides/url/

この例では、lab.example.com がドメイン名に関わる部分です。https:// は通信方法、/guides/url/ はサイト内のページや場所を示す部分です。URL全体の部品を整理したい場合は、URLとは と並べて読むと分かりやすくなります。

ドメイン名を見るときは、どこまでが名前なのかを落ち着いて分けます。特にログインや支払いの画面では、似た名前に注意します。

たとえば、次の二つは見た目が少し似ていても別の名前です。

  • example.com
  • example-login.com

URLのパスに見慣れた言葉があっても、ドメイン名が違う場合は別の場所へ向かっているかもしれません。

イトとユイとピコが、色分けされたURL模型の中からドメイン部分だけを虫眼鏡で確認している
URLを見るときは、通信方法やページの場所と分けて、ドメイン名に関わる部分を落ち着いて確認します。

ドメイン名とIPアドレスとDNS

ドメイン名、IPアドレス、DNSは近い場所で出てきますが、役割は違います。

言葉役割
ドメイン名人が読みやすい名前
IPアドレス通信で相手を見つける宛先情報
DNSドメイン名を宛先情報へ案内する仕組み

ブラウザでURLを開くと、ドメイン名を手がかりにDNSの問い合わせが行われる場合があります。DNSの答えとしてIPアドレスなどの情報が得られると、ブラウザはサーバーへリクエストを送る準備に進みます。この流れは、名前解決とはで追えます。

マコト

ドメインは名前、IPアドレスは宛先、DNSは案内役と分けるといいね

ピコ

うん。三つを一つの箱に入れないだけで、かなり見通しがよくなるよ

サブドメインとトップレベルドメイン

ドメイン名はいくつかの部分に分かれます。

lab.example.com を例にすると、右側の .com はトップレベルドメインと呼ばれる部分です。example.com は登録して使う名前のまとまりとして見ることが多く、lab はサブドメインとして使われることがあります。

ざっくり分けると、次のようになります。

部分例見方
トップレベルドメイン.com, .jp名前の末尾にある大きな区分
ドメイン名example.com登録して使う名前のまとまり
サブドメインlab.example.com の lab同じドメイン内で用途を分ける名前

会社サイトでは www.example.com、ブログでは blog.example.com、管理画面では admin.example.com のように分ける場合があります。どの使い方になるかは、そのサービスや運用者の設定によって変わります。サブドメインの仕組みと別サイト運用との違いは、サブドメインとは でくわしく整理しています。

マコトとピコが、用途別の入口、本体の名前、末尾の大きな区分に分かれたドメイン名の階層模型を見ている
ドメイン名は、サブドメイン、本体の名前、トップレベルドメインのように、いくつかの部分に分けて見られます。

ドメインを取得して使う流れ

サイト運用でドメインを使うときは、ただ名前を思いつくだけでは足りません。

大まかには、次のような流れになります。

  1. 使いたいドメイン名を決める
  2. レジストラなどで取得する
  3. ネームサーバーを設定する
  4. DNSレコードを設定する
  5. Webサーバーやメールなどのサービスへつなげる

ここで、ドメイン取得、ネームサーバー設定、DNSレコード設定、サーバー設定は別の作業です。画面では同じ管理サービス内に並ぶことがありますが、何を変えているのかを分けるとトラブルを減らしやすくなります。

イトとユイとピコが、名前カードから取得、ネームサーバー、DNSレコード、Webとメールのサービスへ進む流れを見ている
ドメインを使うには、名前を決めること、取得すること、DNSやサーバーへつなげることを分けて進めます。

間違えやすい見方と安全確認

ドメインは安全確認でも重要です。

メールやチャットで届いたURLを見るときは、まずドメイン名を確認します。見た目が公式っぽくても、ドメイン名が違う場合は注意が必要です。

確認の入口は次の通りです。

  • https:// だけで安心しきらない
  • ドメイン名が公式のものと合っているか見る
  • 似た文字や余計な単語が混ざっていないか見る
  • サブドメインと本体のドメインを混同しない
  • ログインや支払いの画面では、リンク元も含めて確認する

ドメイン名は、画面の中で利用者が確認しやすい手がかりです。怖がりすぎる必要はありませんが、重要な操作では一度立ち止まって見る価値があります。

ミニクイズで確かめる

Q1. ドメインは何のための名前ですか?

A. Webサイトやメールなどの宛先を、人が読みやすく扱うための名前です。

Q2. ドメイン名とIPアドレスは同じですか?

A. 同じではありません。ドメイン名は人が読みやすい名前、IPアドレスは通信で使う宛先情報です。

Q3. ドメイン名を宛先情報へ案内する仕組みは何ですか?

A. DNSです。DNSがドメイン名とIPアドレスなどの情報を結びつけます。

ドメインを説明する練習

ドメインとは、Webサイトやメールの宛先を____________示す名前です。
IPアドレスとの違いは、ドメインが____________ための名前であることです。
DNSは、ドメイン名を____________へ案内します。

答えの例は、「人が読みやすく」「人が扱いやすくする」「IPアドレスなどの宛先情報」です。URL、ドメイン、DNS、IPアドレスを一つの言葉でまとめず、役割を分けて説明してみてください。

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TERM PRIMER

ドメイン|この記事で使った言葉

ドメイン
Webサイトの場所を人が覚えやすい名前で表したものです。例として example.com があります。
URL
Web上のページやファイルの場所を示す住所のような文字列です。
DNS
人間が読めるドメイン名を、コンピューターが使う住所に変換するしくみです。
IPアドレス
ネットワーク上の機器やサーバーを見つけるための住所のような番号です。
サブドメイン
ドメインの前に名前を足し、同じドメインの中で用途を分ける名前です。blog.example.com の blog の部分です。

LAB WHITEBOARD

ドメインを一文で説明してみよう

「ドメインを、人が読みやすい名前として説明し、URL、DNS、IPアドレスとの違いを分けられるようになる。」を、いまの自分の言葉で一文にしてみてください。途中の説明でも大丈夫です。

編集部の実践ガイド

初めてのレンタルサーバーの選び方

自分でサイトを作ってみたくなったら、サーバーとドメインの選び方を確認できます。