イト
種類が多すぎて選べない。結局、どれを入れればいいの?
マコト
その前に、もう入っているかもしれないよ。Windowsのパソコンには、ウイルス対策が最初から付いているんだ。
イト
えっ。じゃあ、買わなくていいの?
結論:買わなくていい人と、買い足すと役立つ3つの場面
Windowsには「Microsoft Defender ウイルス対策」が標準で入っています。 これが有効で、更新も止まっておらず、とくに足したい機能がないなら、今日は何も買わなくて大丈夫です。有効かどうかは、Microsoftの公式案内のとおりに「Windows セキュリティ」を開けば1分で確かめられます。
買い足す意味が出てくるのは、次のどれかに当てはまるときです。当てはまる行の製品から見てください。
| こんなとき | まず見る製品 | 決め手 |
|---|---|---|
| パソコンやAndroidを1台だけ守りたい。月払いで始めたい | ESET HOME セキュリティ | 1台・3台・5台から選べて、月額・1年・3年がある |
| 家族の端末を3〜5台まとめたい。VPNやパスワード管理も一つにしたい | ノートン 360 | デラックスは3台、プレミアムは5台。VPNとパスワード管理が入っている |
| まずお金を払わずに試したい。ネット詐欺への備えを足したい | ウイルスバスター クラウド | 1本で3台まで。30日の無料体験にクレジットカードの登録がいらない |
※ 台数・対応OS・体験版は、各社の公式ページにある製品の条件です。同じ製品名でも、買う窓口によってプランと更新の条件が変わります。料金は、購入画面で「今回払う総額」と「次の更新の金額」を見てから決めてください。
すでに怪しい画面で情報を入力してしまった人は、製品選びより入力してしまったときの動き方が先です。会社や学校から渡された端末は、自分で入れずに管理者へ聞きます。
3製品の違いは、台数・対応OS・体験版の3点
細かな機能を全部比べる必要はありません。差が出るのは次の3点です。
| ESET HOME セキュリティ | ノートン 360 | ウイルスバスター クラウド | |
|---|---|---|---|
| 守れる台数 | 1台・3台・5台から選ぶ(アルティメットは5台) | スタンダード1台(2台版もある)、デラックス3台、プレミアム5台 | 1本で3台まで |
| 使える端末 | Windows・Mac・Android | Windows・Mac・Android・iPhone/iPad | Windows・Mac・Chromebook・Android・iPhone/iPad |
| 契約の長さ | 月額・1年・3年 | 月間・年間 | 1年・3年 |
| 無料で試す | エッセンシャルとプレミアムに体験版 | 体験版あり。登録時に支払い方法が必要 | 30日。カード登録なし |
ここで、iPhoneを使っている人に知っておいてほしいことがあります。iPhone・iPadは、製品によって使える機能が減ります。 ESETは「iOSにはマルウェア対策など未対応の機能が多い」、ウイルスバスターは「ウイルス対策はWindows・Mac・Androidが対象」と、それぞれ公式に書いています。iPhoneが中心なら、台数に入るかどうかより、偽サイトの警告やVPNなど「iPhoneで使える機能」が自分の目的に合うかで選びます。
ESET HOME セキュリティ:1台から、月払いでも始められる
エッセンシャル・プレミアム・アルティメットの3つがあり、台数は1台・3台・5台から選べます(アルティメットは5台)。VPNはプレミアムが3台まで、アルティメットが10台までで、エッセンシャルには付きません。個人情報が流出していないかを見張る機能は、アルティメットだけです。
日本ではキヤノンが販売しています。エッセンシャルとプレミアムで自動延長を申し込むと、有効期限の17日前に更新の処理が走ります。 止めたいときは、その前日までに会員ページ(CLUB ESET)で解除の手続きを済ませます(キヤノンの自動延長FAQ)。3年版から自動延長にした場合、そのあとは1年ごとの更新です。
ノートン 360:家族の端末を、VPNごとまとめる
スタンダード(1台。2台版もあります)、デラックス(3台)、プレミアム(5台)があり、どれにもVPNとパスワード管理が入っています。デラックスとプレミアムには、保護者機能と、個人情報の流出を見張る機能が加わります。ただし、保護者機能はMacでは使えず、クラウドバックアップはWindows向けです。
体験版は、登録のときに支払い方法を入れます。期間が終わる前にキャンセルしないと、そのまま請求されます。 試すなら、課金が始まる日をカレンダーに入れておきます。
返金には条件があります。ノートンから直接買った年間契約は、購入や年ごとの課金から60日以内なら返金を申請できます。販売店やアプリストアで買った場合は、条件が別です(窓口ごとの更新停止・返金の条件。英語のページ)。自動更新を止める手続きと、返金の手続きも別々です。
「ノートン 360」はシリーズの名前です。デラックス3台・プレミアム5台は公式のプランの条件なので、買う先の画面でプラン名を確かめてください。
ウイルスバスター クラウド:カード登録なしで30日試せる
1本で3台まで使えます。偽サイトでの情報のだまし取りを止める「ネット詐欺対策」と、子どもの使用制限が入っています。
30日の無料体験は、クレジットカードを登録せずに始められ、期間が終わっても自動で有料には切り替わりません。 足したい機能が決まっていて、払う前に試したい人に向きます。
3台は、1台につきOS1つの数え方です。上位の「トータルセキュリティ」や、サポートつきのセットは別の製品です。端末ごとに使える機能は、OS別の機能表で確かめられます。
契約したあとの自動更新は、買った窓口(トレンドマイクロの直販か、アプリストアなどか)で解除の期限と手順が違います。課金の予定日を控えておいてください。更新を止めることと、課金後の返金の相談は別の手続きです。
申し込む前に、30秒で確かめる4つ
製品が決まったら、購入画面で次の4つだけ見てください。あとから「こんなはずでは」となるのは、ほとんどがこの4つです。
- 守りたい端末が全部入るか:台数と、それぞれのOS
- 今回払う総額と、次の更新の金額:初年度だけ安いことがある
- 自動更新を止める方法と期限:上の3製品でも、期限と手続きが違う
- 今入っている対策ソフトと重ならないか:同じ役目のソフトを二重に契約していないか
ソフトを入れても、最後に守るのは3つの習慣
被害の入口は、ソフトより手前にあることが多いです。
- 偽のメールやSMSのリンク:宅配便の不在通知、銀行や通販を装った連絡。リンクから開かず、公式アプリやブックマークから確かめます。
- あやしい広告やダウンロード:「無料」をうたうソフトや動画サイト。提供元がはっきりしないものは入れません。
- パスワードの使い回し:一つ漏れると、ほかのサービスでも試されます。使い回しをやめ、2段階認証を設定します。
どれも、最後に操作するのは人です。対策ソフトは、うっかり開いたときに止めてくれる安全ネットで、習慣の代わりにはなりません。OSとアプリの更新、2段階認証、リンクをすぐ開かない。この3つが先で、ソフトはそのあとです。
よくある質問
Q1. Windowsの標準機能だけでは危険ですか?
A. 標準の「Microsoft Defender ウイルス対策」が有効で、更新が止まっていなければ、それだけで危険とは言えません。足したい機能(複数台の管理、VPN、パスワード管理、子どもの使用制限など)があるときに、有料のソフトを比べます。
Q2. ウイルス対策ソフトを入れれば、詐欺サイトも防げますか?
A. 偽サイトを警告する機能はありますが、すべては止められません。アドレスを確かめる、2段階認証を設定する、といった自分の側の確認と組み合わせます。
Q3. iPhoneにもウイルス対策ソフトは要りますか?
A. 製品によって、iPhoneで使える機能が違います。ESETとウイルスバスターは、ウイルス対策そのものはiPhoneを対象外としています。iPhoneで使える機能(偽サイトの警告やVPNなど)が自分に必要かどうかで決めます。
Q4. 3つの中で迷ったら、どれから試せばよいですか?
A. まず、いまの保護(Windowsの標準機能など)が有効かを確かめます。足したい機能がなければ、買わずに終えて大丈夫です。足したい機能があるなら、1台で足りる人はESET、家族の端末を3〜5台まとめたい人はノートン 360、払う前に試したい人はウイルスバスター クラウドの30日体験から見てください。どれも、その機能が自分の端末で使えるかを先に確かめます。OSや契約の条件が分からないときは、買うのを保留して大丈夫です。
ユイ
まず、今の保護が有効かを見る。足したい機能があるときだけ、台数とOSで選ぶんですね。
ピコ
うん。それと、体験版が終わる日をメモしておくこと。そこまでが選び方だよ。
編集方針について
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