練習用フォルダを一つ作ろう|大事なファイルと分けてはじめる

30秒でわかる答え

練習だけに使う新しいフォルダを一つ作り、その中ではじめます。作る前に場所と同じ名前がないかを見て、作ったあとは一覧と今いる場所を確かめます。

「試してみたいけれど、ふだんのファイルをさわるのはこわい」。そんなときは、練習だけに使う新しいフォルダを一つ作り、その中ではじめます。 フォルダは、写真や文書などのファイルをまとめる入れものです。

今回は、空のフォルダを作って、できた場所を確かめるところまでです。写真や仕事の文書を入れたり、何かを消したりする必要はありません。自分で試さない人も、文字の例を読んで変化を追えます。

はじめる前に、使う画面を確かめる

操作する場合は、自分で練習してよいLinuxの文字の画面を使います。まだ用意していないなら、Linuxを試す入口の選び方から読めます。

このページの指示は、LinuxでBashというしくみが文字を受け取る場合のものです。名前が分からなければ、AIや手伝ってくれる人へ「今開いている画面で、このLinux向けの練習ができますか」と確かめてください。似た画面でも、WindowsのPowerShellではそのまま使わないでください。

一行ずつ打ち、そのたびにEnterキーを押します。うまくいかない知らせが出たら、次の行へ進まず、その文を確かめます。

1.自分用の場所へ戻って、今いる場所を見る

Linuxには、自分用のファイルをしまう場所があります。「ホーム」と呼ばれる場所です。まず、そこへ作業場所を戻します。打つ文字は次の一行です。

cd

次に、今いる場所を聞きます。

pwd

確認用のLinuxでは、次のように出ました。これは返ってきた答えなので、打ちません。

/home/node

nodeは確認用の名前です。自分の画面では、別の名前や場所が出ることがあります。自分用の場所か分からなければ、ここでAIへ聞いてください。見本と同じにするために、場所を書きかえる必要はありません。

cdは作業する場所を変える指示、pwdは今いる場所を見せる指示です。この二つで「どこに作るのか」を先に確かめました。

2.同じ名前がないかを見てから、一つ作る

今いる場所の中に、何があるかを見ます。

ls

ファイルやフォルダの名前が出ます。まだ何も入っていなければ、名前が出ないこともあります。ここで、これから使うpico-practiceという名前がないかを見ます。practiceは「練習」という意味です。

すでに同じ名前があれば、今回の練習ではその中を使わず、別の名前を決めてからはじめます。同じ名前を消して空ける必要はありません。

同じ名前がなければ、次を打ちます。mkdirと名前の間には、半角の空白を一つ入れます。

mkdir pico-practice

mkdirはフォルダを作る指示で、後ろのpico-practiceが作る名前です。うまく作れても、「できました」という文は出ないことがあります。

そのため、もう一度中身を見ます。

ls

返ってきた名前の中にpico-practiceがあれば、新しいフォルダができたと確かめられます。確認用の何も入っていない場所では、次の一行が出ました。

pico-practice

3.練習用の場所へ入り、名前を確かめる

次は、作ったフォルダの中へ作業場所を変えます。

cd pico-practice

何も文が出なくても、続けて今いる場所を聞けます。

pwd

確認用のLinuxでは、こうなりました。

/home/node/pico-practice

さっきの場所の後ろに/pico-practiceが付きました。新しいフォルダを作ることと、その中へ作業場所を変えることは、別の操作です。

いつ今いる場所の例
フォルダを作った直後/home/node
cd pico-practiceのあと/home/node/pico-practice

フォルダを作るだけでは、自動でその中に入らない、と分かれば今回の大事な点をつかめています。

途中で英語が出たときは、そのまま先へ進めない

File existsと出たら、同じ名前のものがすでにあります。作り直そうと消す前に、どんなものがあるかを確かめます。

Permission deniedと出たら、その場所で作ることが許されていない可能性があります。強い権限を使う指示を足すのではなく、「自分の練習場所で合っているか」を先に聞いてください。権限とは、誰がどんな操作をしてよいか、という決まりです。

このページの予想とちがう表示になったら、「この行を打ったら、この文が出ました。次へ進まずに、今いる場所と理由を教えてください」と聞けます。

終わるときは、作った場所を覚えておこう

今いるpico-practiceから一つ外へ戻るには、次を打ちます。点は二つで、間に空白は入れません。

cd ..

pwdで、はじめの場所に戻ったかを見られます。フォルダは作ったまま残ります。今日は消さずに終えて構いません。

練習用フォルダは、ふだんのものと見分けるための工夫です。そこにいれば、どんな指示でも外のファイルにさわれなくなる、というしくみではありません。これからも、何をする指示かと、どの場所にするかを一つずつ確かめます。

この記事について

LAB WHITEBOARD

Linuxの練習用フォルダを一文で説明してみよう

「新しい練習フォルダを作り、いる場所と作ったものを説明できる」を、いまの自分の言葉で一文にしてみてください。途中の説明でも大丈夫です。