仕組みを知る

URLの仕組みとは?5つの部品の構造と、入力から表示までの6段階

URLの仕組みは、通信方法・ドメイン名・パス・追加情報・ページ内位置の5つの部品で場所を指し、ブラウザがドメイン名をDNSで番号に変えてページを受け取ることです。部品ごとの役割と、入力から表示までの6段階を例で追えます。

URLの仕組みとは?5つの部品の構造と、入力から表示までの6段階

30秒でわかる答え

URLの仕組みは、通信方法・ドメイン名・パス・追加情報・ページ内位置の5つの部品で場所を指し、ブラウザがドメイン名をDNSで番号に変えて、その番号のサーバーからページを受け取ることです。部品ごとに読む担当が違い、#から後ろはサーバーへ送られず、ブラウザだけが使います。

共有ボタンでもらったURLを開いたら、ページの先頭ではなく、途中の見出しから表示された。よく見ると、URLの最後に #check が付いている。アドレス欄の長い文字列は、全部が同じ仕事をしているわけではありません。

URLの仕組みは、通信方法・ドメイン名・パス・追加情報・ページ内位置という5つの部品で場所を指し、ブラウザがドメイン名をDNSで番号に変え、その番号のサーバーからページを受け取ることです。 最後の #check は5つ目の部品で、ページの中のどこを開くかを決めていました。

URLとはでは、リンク先を確かめるためにURLを4つに分けて読みました。ここではそこに # を足した5つの部品で構造を見て、入力してから画面が出るまでの6段階を追います。物語の第39話「URLはページの住所?」の案内板も、同じ並びです。

マコト

アドレス欄の文字を、通信方法・名前・道順に分けると落ち着いて読めそうだね。

ユイ

URLを入れたあと、どの部分をDNSが見て、どこからページ固有の場所になるのか知りたいです。

URLの構造:5つの部品と役割

冒頭のようなURL https://lab.example.com/articles/video/?ref=home#check を部品に分けると、こうなります。

部品この例役割ここが違うと
通信方法(スキーム)https://どの決まりで取りに行くかhttp:// なら暗号化されない通信になる
ドメイン名lab.example.comどのサイトか別のサイトへ行く
パス/articles/video/サイトの中のどのページか「ページが見つかりません」になりやすい
追加情報(クエリ)?ref=homeページに渡す条件検索結果や並び順が変わる
ページ内位置(フラグメント)#checkページのどこを開くかページの先頭から開く

部品がそろっていないURLもあります。https://example.com/ のように、パスが / だけで、? も # もない形がいちばん短い例です。

ドメイン名の中のピリオド(.)は区切りで、右から読むと大きなまとまりから小さなまとまりへ進みます。lab.example.com なら、com の中の example の中の lab です。パスのスラッシュ(/)は、サイトの中の道順の区切りです。

マコトとユイが、URLをいくつかの部品に分けて読む案内カードを見ている
長いURLも、部品ごとに分けると目的地の読み方を整理しやすくなります。

5つの部品は、読む担当がそれぞれ違います。その担当の順番が、入力してから画面が出るまでの流れです。

URLを入力した後に起きること:DNS→サーバー→表示の6段階

  1. ブラウザがURLを読み、部品に分ける
  2. ドメイン名だけを取り出す
  3. DNSで、ドメイン名に合う番号(IPアドレス)を調べる
  4. 通信方法(HTTPSなど)の決まりで、その番号のサーバーへ、パスと追加情報を付けて「このページをください」と頼む
  5. サーバーがページのデータを返す
  6. ブラウザが画面を組み立て、# があればその位置まで画面を動かす

# から後ろはサーバーへ送られず、6の段階でブラウザだけが使います。冒頭のページが途中の見出しから開いたのは、この最後の段階でした。3で名前から番号を探す流れはDNSの仕組み、4と5の頼み方と返し方はリクエストとレスポンスで追えます。

マコトとユイが、URL入力からDNS、サーバー、画面表示へ進む流れを見ている
URLは入口になり、DNSやサーバーとのやり取りを通って画面表示につながります。

URLの構造から見る安全確認:行き先はドメイン名で決まる

構造が分かると、ログインや支払いの前にどこを見ればいいかもはっきりします。行き先のサイトを決めるのは、5つの部品のうちドメイン名だけです。パスや追加情報に有名な会社の名前が入っていても、ドメイン名が違えば別のサイトです。

  • https://example.com/login/ は、example.com のサイト
  • https://login.example.net/example.com/ は、ドメイン名を右から読むと example.net のサイト

https:// は通り道を守る印で、相手が本物かどうかは別に確かめます。リンクを開く前に見る順番は、URLとはの「ログイン前の30秒」にまとめてあります。

URLの部品を案内板にたとえると、どこまで合う?

マコトはURLを、ラボの案内板にたとえました。どの入口から入るか(通信方法)、どの建物か(ドメイン名)、建物の中のどの部屋か(パス)、部屋で何を見せてほしいか(追加情報)、部屋のどの棚の前に立つか(ページ内位置)。5つの部品が、案内板の5行にそのまま当てはまります。

たとえが外れるのは、部屋が最初から建物の中にあるとは限らないところです。パスはサーバーの中のフォルダをそのまま表すこともあれば、頼まれてからサイトのプログラムがその場でページを作ることもあります。

URLの構造を読み取るミニワーク

次の架空のURLを、5つの部品に分けてみましょう。

https://shop.example.jp/items/123/?color=red#review

  • 通信方法:
  • ドメイン名:
  • パス:
  • 追加情報:
  • ページ内位置:

答えは、https、shop.example.jp、/items/123/、color=red、review です。このURLを開くと、shop.example.jp の123番の商品ページが、赤を選んだ状態で、レビューの位置から表示されます。

URLの仕組みでよくある質問

Q1. URLとアドレスは、違うものですか?

アドレス欄に入れる文字列の正式な名前がURLで、「アドレス」はその呼び名です。IPアドレスは数字で書いた通信先で、URLの中のドメイン名がDNSでそこへ結びつきます。

Q2. ドメイン名のピリオドは、何の区切りですか?

まとまりの区切りです。右から読むと大きなまとまりから小さなまとまりへ進み、lab.example.com なら com → example → lab の順です。

Q3. 日本語の入ったURLをコピーすると、「%E3%81…」のような記号の列になるのはなぜ?

URLに使える文字は決まっていて、日本語はそのままでは使えないからです。送るときは、% と英数字の組に置き換えます。ブラウザはアドレス欄で日本語に戻して見せることがあるので、コピーした先で記号の列に変わって見えます。中身は同じURLです。

URLの仕組みを、自分のアドレス欄で確かめる

冒頭のページが途中から開いた理由は、URLの最後の #check でした。サーバーが送ってきたのはページ全体で、どこから見せるかはブラウザが # を読んで決めていました。

5つの部品は、担当がはっきり分かれています。ドメイン名はDNSが番号に変え、パスと追加情報はサーバーが読み、# はブラウザだけが使う。この分担が見えると、長いURLも読む場所が決まります。

このページのアドレス欄をタップして、ドメイン名とパスの境目のスラッシュを見つけてみてください。見出しへのリンクから来たなら、最後に # も付いているはずです。

LAB WHITEBOARD

URLの仕組みを一文で説明してみよう

「URLを通信方法・ドメイン名・パス・追加情報・ページ内位置に区切り、入力後にDNS→サーバー→表示と進む順と、#から後ろがブラウザだけで使われる理由を言える。」を、いまの自分の言葉で一文にしてみてください。途中の説明でも大丈夫です。

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