PWAとは?ホーム画面から開けるWebアプリの仕組み

ラボのスマホとPCに同じ葉のWebページが開き、ホーム画面の入口を表すアイコンが間に浮かぶ説明用イラスト

30秒でわかる答え

PWAは、Webの技術で作られ、ホーム画面からの起動など、端末のアプリに近い使い方ができるWebアプリです。ブラウザーの枠が見えなくても、裏側ではブラウザーのエンジンが動かしています。

PWAは、Webの技術で作られ、ホーム画面からの起動など、端末のアプリに近い使い方ができるWebアプリです。ブラウザーの枠が見えなくても、裏側ではブラウザーのエンジンが動かしています。

Webサイトをホーム画面に追加したら、アイコンから直接開けるようになった。しかも、いつものアドレス欄が見えない。「サイトが別のアプリに変わったの?」と感じるところから、PWAの仕組みを確認します。

PWAとは?Webをアプリのように使う

PWAは、Progressive Web App(プログレッシブ・ウェブ・アプリ)の略です。Webページを表示する技術を使いながら、ホーム画面に置いたアイコンから起動したり、専用の画面で開いたりできます。

「アプリのように使う」と「スマホ専用のプログラムへ作り替える」は同じではありません。PWAはWebアプリとしての仕組みを保ちます。対応していれば、URLからブラウザーで開く方法と、追加したアイコンから開く方法の両方を使えます。

ユイ

PWAを追加したら、もうサイトへ行かなくていいんですね。全部スマホに入ったのかな

ピコ

入口が増えることと、中身を全部保存することは別だよ。どこから情報を受け取るかも見てみよう

ラボでユイが気にしたのは、アイコンの形より、その先の情報でした。画面をすぐ開けても、新しい情報を受け取るときには通信が必要な場合があります。

PWAの仕組みを支えるブラウザーエンジン

左はアドレス欄のあるブラウザー画面、右は独立したWebアプリの画面。両方の下にブラウザーエンジンを示す歯車の基盤がある模式図
画面の外枠が違っても、PWAを動かす土台はブラウザーエンジンです。図は役割を表したもので、特定製品の画面や内部構成の再現ではありません。

ブラウザーには、目に見えるアドレス欄やタブと、Webの材料を読んで動かす中核のソフトウェアがあります。この中核が「ブラウザーエンジン」です。PWAは、いつものタブの中に見えていなくても、このエンジンを利用して動きます。

たとえるなら、同じ工房へ、いつもの入口から入るか、その仕事用の入口から入るかの違いです。実際に二つの建物があるのではなく、起動の仕方や画面の枠が変わっても、Webを動かす仕組みは使われています。

そのため「アドレス欄が消えたから、ブラウザーとは無関係」とは言えません。ブラウザーの役割そのものを整理したい場合は、ブラウザとは?SafariやChromeの役割を先に読めます。

アプリ名やアイコン、開き始める場所などは、サイト側が用意する「Webアプリマニフェスト」という情報を使って伝えられます。利用する人がこのファイルを書く必要はありません。名前と入口を案内するための情報、と捉えると十分です。

ホーム画面への追加は何を変える?

PWAを追加しただけで、サイトの全ページや最新の情報が端末へ保存されるとは限りません。「開く入口」「保存してある内容」「これから通信して受け取る内容」を分けると、使える範囲が見えてきます。

確認するもの役割それだけでは分からないこと
ホーム画面のアイコンWebアプリを開く入口全内容が保存されているか
端末に保存された内容通信せず再利用できる材料や情報今も最新の情報か
サーバーとの通信更新情報の取得、注文や投稿などの送信通信を終える前に処理が成立したか

また、ホーム画面には、Webサイトへの近道としてアイコンを置ける場合もあります。アイコンがあるという見た目だけで、通知やオフライン機能まで備わったPWAかどうかは判断できません。OSやブラウザーによって、追加の扱いや使える機能も変わります。

「ホーム画面にあるから、通信しなくてよい」と考えると、ここを取り違えます。追加したあとも、そのサービスが何を端末に残し、何をサーバーへ確かめに行くかが関わります。

オフラインで使える範囲は、機能ごとに違う

PWAでは、オフライン用の仕組みを組み込み、保存した内容を開けるようにできます。ただし、PWAという名前だけで、全機能が通信なしで動くことを保証するものではありません。

オフラインへの対応によく使われるのが「サービスワーカー」です。Webアプリの画面とは別に働き、必要な場面で保存済みのデータを返したり、通信に関わる処理をしたりするプログラムです。すべてのPWAで必須というわけではなく、どんな内容を保存するかも作り手が決めます。

たとえば、保存済みの商品説明を読めても、現在の在庫を確かめて注文を送るには通信が必要、という作りが考えられます。これは仕組みを説明する例で、特定のお店の機能ではありません。

したいことの例オフラインでの考え方
保存しておいた説明を読む対応していて、必要な内容が残っていれば読める
最新の在庫や時刻を知る端末の古い情報だけでは現在の状態を確かめられない
注文や投稿を相手へ届ける入力画面が開いても、送信できたとは限らない

あとで接続したときに送る仕組みを持つアプリもありますが、その対応も一律ではありません。「入力できた」「保存できた」「送信できた」を、サービスの表示や案内に沿って読み分けます。

保存して再利用する考え方は、キャッシュの仕組みにつながります。本稿を読むためにキャッシュを削除する必要はありません。

使う前に、三つの条件を確認する

ふだん使うサービスがPWAに対応していたら、追加するかどうかは自分の使い方で考えられます。よく開くならアイコンが入口になりますし、対応するサイトを時々使うだけなら、ブラウザーから訪問する方法もあります。

使いたい機能が決まっている場合は、次の三つを公式案内でチェックできます。

  1. 自分の端末とブラウザーに対応しているか。 別の端末で使える機能が、そのまま使えるとは限りません。
  2. オフラインでは何ができるか。 閲覧、入力、保存、送信を分けて読みます。
  3. 通知や端末機能の利用に何が必要か。 対応状況や、利用者の許可が条件になる機能があります。

ホーム画面へ追加できること自体は、そのサービスの信用を保証する印ではありません。いつもの公式サイトから案内をたどり、必要な機能と運営元を確かめます。

確認クイズです。ホーム画面のアイコンから商品一覧が開きました。これだけで「圏外でも注文が完了する」と言えるでしょうか。答えは、言えません。画面を表示できることと、注文内容が相手に届くことは別だからです。

ユイは、オフラインで使いたい機能を「読む」に絞って案内を探すことにしました。「アプリが使える?」と大きく聞くより、何をしたいのかが決まると確かめやすくなります。

PWAのよくある質問と、次の疑問

Q1. PWAはインストールしないと使えませんか?

A. Webサイトとしてブラウザーから使えるPWAもあります。ホーム画面からの起動や端末と連携する機能には、追加・インストールが関わる場合があります。利用したいサービスの案内で確認します。

Q2. PWAはアプリストアにないアプリのことですか?

A. いいえ。PWAはWebの技術を使う仕組みの呼び名で、配布場所だけで決まりません。Webから追加する方法のほか、アプリストアで提供されるPWAもあります。

Q3. PWAを追加すれば、オフラインで全部使えますか?

A. 全部使えるとは限りません。保存済みの内容を読む機能と、新しい情報の取得や相手への送信は別です。オフラインに対応する機能は、Webアプリの作りと利用環境によって異なります。

まずは、使っているWebアプリの案内で「オフラインで読めるもの」を一つ確認してみてください。画面の裏側がさらに気になったら、Webページが表示される仕組みで、届いた材料を端末がどう組み立てるかを見られます。

この記事について

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PWAを一文で説明してみよう

「PWAの起動方法と通信の要否を分け、オフラインで使いたい機能を公式案内で確認できる。」を、いまの自分の言葉で一文にしてみてください。途中の説明でも大丈夫です。