OSは、アプリが動くのを支えるもの
OS(オーエス)は、スマホやパソコンでアプリが動けるように支える「基本ソフト」です。 Windows(ウィンドウズ)やAndroid(アンドロイド)も、OSの名前です。
写真を見る、音楽を聴く、メッセージを送る。こうした仕事に使う道具がアプリです。そのアプリが、画面や保存先などを使って働けるように、OSが支えています。
「ソフト」は、機械を動かすための指示をまとめたものです。OSもアプリもソフトの仲間で、手でさわれる部品ではありません。
OSはOperating Systemを短くした呼び名ですが、英語を覚えなくても読み進められます。
写真を変えるのはアプリ、保存を支えるのはOS
写真アプリで、暗い写真を少し明るくして「保存」を押す場面を考えてみましょう。
写真をどんな明るさにするかは、アプリの仕事です。 変えた写真をあとでも見られるように残すときは、アプリがOSのしくみを使います。
OSは、写真を保存先に書き込む仕事を支えます。写真アプリ以外にも、メモや音楽など、いろいろなアプリが保存のしくみを使えます。
保存をお願いする
機械の部品を使う
画面やキーボード、写真を残すための部品など、手でさわれる機械の部分を「ハードウェア」と呼びます。
アプリ・OS・機械の部品は、一緒に働いています。アプリだけが写真を保存しているように見えても、その下で別の仕事が進んでいるのです。
ユイ
写真を明るくするのはアプリ。でも、残しておくときはOSの助けも借りるんですね
マコト
そう。メモのアプリも、保存するときにはOSのしくみを使うんだ
OSは、どんな仕事をしている?
保存だけでなく、次のような仕事もしています。
| ふだんの操作 | OSが支える仕事 |
|---|---|
| 写真を残す | 保存先に読み書きするしくみを用意する |
| 音楽を聴きながら写真を見る | それぞれのアプリが、機械の部品を使って動けるようにする |
| アプリで作業する | 作業中の写真や文字を、一時的に置く場所を分ける |
| 画面をさわる、キーを押す | その操作をアプリへ伝える。アプリが画面に結果を出すときも支える |
OSの説明でよく出てくる部品名も、この仕事とつながっています。
- CPU(シーピーユー):計算などの仕事を進める部品です。
- メモリ:アプリが作業している間、写真や文字などを一時的に置く場所です。
- ストレージ:写真やアプリなどを、電源を切ったあとも残しておく保存場所です。
名前を一度で覚えなくても大丈夫です。次の漫画では、「保存場所を使う」「同じ機械を分け合う」という二つの仕事に注目してみてください。
漫画:保存ボタンの、下の仕事 全4ページ
ユイが、折り紙のカエルを写した写真を保存します。その間も、音楽は流れています。同じ機械で二つのアプリが動く様子を見てみましょう。
画像を押すと拡大できます。+/−で大きさを変え、拡大中はドラッグして読めます。
図は仕事の分け方を見せたものです。OSという箱が機械の中にあるわけではありません。OSも、CPUやメモリを使って動くソフトです。
音楽を聴きながら、写真を見られるのはなぜ?
音楽アプリと写真アプリは、同じスマホのCPUやメモリを使います。OSは、どの仕事をいつ進めるか、作業中のデータをどこに置くかなどを調整します。
たとえば、仕事をとても短い時間で切り替えると、人には一緒に動いているように見えます。機械によっては、いくつかの仕事を同じ時に進めることもできます。
このように、いくつもの仕事を扱うことを「マルチタスク」と呼びます。すべての仕事が、いつでもまったく同じ瞬間に進むという意味ではありません。
ユイ
音楽も写真も、同じスマホの部品を使っているんですね
マコト
うん。OSが使い方を調整するから、別々のアプリを一緒に使えるんだ
部品の違いが気になったら、メモリとストレージの違いへ。計算する部品の仕事は、CPUが命令を進めるしくみで説明しています。
「対応OS」と出たら、何を見ればいい?
「対応OS」は、そのアプリを使えるOSのことです。たとえば「Windows用」と書かれたアプリを、同じようにiPhoneでも使えるとは限りません。
よく見るOS名を、使われる機械と並べてみましょう。
| OSの名前 | 身近な例 |
|---|---|
| Windows(ウィンドウズ) | パソコン |
| macOS(マックオーエス) | Mac |
| Android(アンドロイド) | さまざまなメーカーのスマホやタブレット |
| iOS(アイオーエス) | iPhone |
アプリを入れる前に、自分のスマホやパソコンのOS名と、アプリの説明にあるOS名を見比べます。
OS名のあとに、番号などが書かれていることもあります。これは「バージョン」といい、OSの版を表します。同じOS名でも、版が古いと使えないアプリがあります。
OSの名前や版は、機械の設定にある「端末情報」「バージョン情報」などで調べられます。画面の名前や場所は機械によって違います。わからないときは、まず自分の機種名と「OS 確認方法」で調べてみてください。
OSでよくある疑問
Q1. ブラウザはOSですか?
ブラウザは、インターネットのページを見るためのアプリです。ChromeやSafariなどがこれに当たります。OSは、そのブラウザが動くのを支えます。
最初から入っているアプリでも、OSそのものとは限りません。詳しくはブラウザとはで説明しています。
Q2. OSがないと、どんな機械も動きませんか?
決まった仕事をする機械には、一般的なOSを使わずに動くものもあります。ここで説明しているのは、いろいろなアプリを使うパソコンやスマホのOSです。
写真の明るさを変えるのはアプリ。写真を残したり、ほかのアプリと一緒に動いたりするのを支えるのがOS。この違いがわかれば、まずは十分です。
電源を入れてからアプリが動くまでを知りたいときは、プログラムが動くしくみへ進めます。








